2020.03.31間取り・デザイン

狭小住宅は収納・階段がポイント!間取りを工夫すれば二階建ても?!

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狭小住宅の間取り

Photo by ヤマダレオハウス

狭小住宅と聞くと、狭くて住みにくい家を連想する方も多いでしょう。しかし工夫しだいでは、快適な住空間の確保が可能になります。

また、求めるライフスタイルによっては、狭小住宅がメリットにもなり得えます。

今回は、三階建て・二階建て狭小住宅のメリット・デメリットを比較。さらに、生活の快適度を上げる間取りや、収納、階段の工夫の仕方をご紹介します。

三階建て・二階建て狭小住宅をメリット・デメリットから比較してみよう

三階建て・二階建て狭小住宅のメリット・デメリット

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狭小住宅について明確な定義はありませんが、一般的には約15坪(50㎡)以下の土地に建てられた小さな家のことを指します。

建物が小さければ建築費用が安く済むので、浮いた予算を土地取得費用に充当することができます。土地取得費用に余裕ができると、より利便性の高い都心に近い場所や交通の便がいい場所に家を建てやすくなります。交通の便が良ければ車を持たない生活も可能になり、車両の購入費用や駐車場代、税金、保険料などのランニングコストが不要に。

狭小住宅ならではの特徴がメリットとなるかデメリットとなるかは、住む人のライフスタイルによって変わってきます。

三階建て狭小住宅ならではのメリット・デメリット

狭小住宅というと三階建てを想像する方も多いのではないでしょうか。三階建て狭小住宅は、縦方向に容積を稼いでメリットを生み出します。

メリット

・限られた敷地面積の中で、より多くの延床面積(生活空間)を確保できる。

・それぞれのフロアを用途別に区切ることができ、家族間のプライバシーが確保しやすい。

・一階をガレージにして自家用車の保管場所を設ければ月々の駐車場代がかからず、さらに居住用の空間を2フロア確保できる。

デメリット

・階段による縦方向の移動距離が長くなるため、老後の生活を見越して考える必要がある。

・より高重量に耐える必要があるので、構造を強固にするための建設コストがかかる。

・二階建てに比べて床面積が広い分、固定資産税や都市計画税などの税金が高くなりやすい。

二階建て狭小住宅ならではのメリット・デメリット

三階建てに比べると生活空間に限りがでますが、あえて二階建てにすることで得られるメリットがあります。

メリット

・建物が小さいため、建築コストを抑えられる。

・建物内の空間が物理的に小さいため、冷暖房効率が良く光熱費を抑えられる。

・三階建てに比べて壁や床面積が小さい分、外壁の塗り直しなど後々のメンテナンス費用を抑えられる。

・床面積が狭い分、税金などの負担が軽く済む。

・特に小さなお子様や高齢者がいる家族の場合は、コミュニケーションをとりやすく目が届きやすいこともメリットになる。

デメリット

・三階建てのような縦方向の広がりが少ないため、空間の確保に工夫が必要になる。

・生活空間に限りがあるため、プライバシーや互いの生活リズムへの配慮が必要になることもある。

三階建て狭小住宅と二階建て狭小住宅

狭小住宅を検討中の方は、三階建てと二階建て、それぞれのメリット・デメリットを事前に把握し、敷地面積・コスト面・ライフスタイルなど求める条件からも、しっかりと検討を重ねましょう。

次に、狭小住宅で快適に暮らすための設計や工夫について、どのようなポイントがあるかをみていきましょう。

狭小住宅の間取りを考えてみよう

狭小住宅の間取りを考えてみよう

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限られた空間の中で快適に生活するためには、家の間取りがとても重要です。

最初に決めた間取りで長く暮らすことになるので、事前に間取りについての重要なポイントを押さえておきましょう。

空間を細かく区切らない

部屋数を多くするなどして空間を細かく区切り過ぎると、圧迫感や閉塞感が出やすくなり開放感がそこなわれます。

また部屋数が多いほど壁や扉が増えるため、建築コストがより多くかかることも。家の中の風通しや採光の面においても、なるべく壁が少ない方が快適だといえるでしょう。

廊下の面積を少なくする

廊下は通り過ぎるだけの空間ですから、リビングやキッチン、寝室など、一つの場所に落ち着く空間に比べて割り当てる床面積をなるべく少なくして無駄を省きましょう。

吹き抜けや中庭をつくる

狭小住宅は敷地面積いっぱいに建てることにより隣家との距離が近くなる場合が多いため、採光や風通し、プライバシーの面に工夫することが重要になります。

空間の有効活用や節約は大事ですが、思い切って吹き抜けや中庭をつくるのもひとつの方法です。複数階にかけて吹き抜けになっていると、一階にも明るい日差しを取り入れやすくなります。

中庭は屋外の他人の視線を意識しなくてよいため、中庭に面した各部屋に大きな窓をつくることができ、採光や開放感の面で大きなメリットがあります。

屋上を設置する

屋上は、建築面積の広さをほぼそのまま活用することが可能です。趣味のガーデニングスペースや家庭菜園、子どもの遊び場所など、さまざまな用途に利用することができるので、スペースの確保としておすすめです。友人を招いてバーベキューやちょっとしたパーティーなど、楽しみも広がります。

スキップフロアをつくる

スキップフロアとは、部屋の一部に段差を設けた中階層のスペースで、中二階などと呼ばれます。一つの空間内に上下の段差があることで、居住空間や収納スペースなど複数の用途に使い分けることが可能です。高低差があるものの壁で仕切らないため、圧迫感がなく狭小住宅との相性も抜群。

狭小住宅は工夫が重要!階段・収納のアイデア術

狭小住宅は工夫が重要

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狭小住宅では、階段や収納の工夫しだいで暮らしの快適度があがります。

狭小住宅におすすめの螺旋階段(らせんかいだん)

螺旋階段は、狭小住宅においてぜひ検討したいアイデアです。

おしゃれな空間に仕上がる

だれでも一度は、映画のワンシーンのようなおしゃれな螺旋階段に憧れたことがあるのではないでしょうか。スタイリッシュでおしゃれな螺旋階段は、気分を盛り上げてくれ、住む人の満足度を高めてくれるでしょう。

空間の節約になる

踊り場がある通常の折り返し階段とくらべて、螺旋階段は設置に必要な床面積が小さくて済みます。また、建物内のほとんどの場所に設置できるため、設計上の自由度が高く、間取りや空間の活用面でメリットがあります。

開放感がある

少ない床面積で縦方向に伸びる螺旋階段は、それ自体が吹き抜けの役目も果たします。

通常の折り返し階段では暗くなりやすい階段周辺の空間も、螺旋階段の場合、二階からの光が一階まで届く上に、視覚的な広がりと相まって開放感が得られます。

狭小住宅で収納スペースを最大限に確保する

とくに狭小住宅においては、わずかな空間をも活用して収納スペースを最大限に確保しましょう。

壁面収納

家の中のあらゆる壁は、床から天井まですべて、収納スペースとして利用できる可能性があります。スペースの限られる狭小住宅では、デッドスペースになりえる壁を最大限有効活用しましょう。作り付けの収納家具や棚を設置したり、デスクや書斎を設置したりするのもおすすめです。

床下収納

床下収納のメリットは、なんといっても生活空間を圧迫することなく収納スペースを確保できることです。戸建て住宅では、洗面所やキッチンの床などの水回りに設置されている例がよく見られますが、他にも、和室に床下収納を設けて畳をそのまま開閉する蓋にするものや、玄関の段差を利用したものなども増えています。

階段下収納

折り返し階段の下に扉をつけて、階段下の空間をまるごと収納スペースにしたり、階段のステップ部分を引き出し式の収納庫にしたりすることも可能です。

造り付け家具

家を建てるときに造り付けの家具を依頼することもできます。

たとえばダイニングチェアの座面を開閉式にして中にものを入れるなど、普段使用する家具を収納としても利用することができます。

おわりに

狭小住宅は、間取りや収納を工夫することで十分快適に暮らせます。さらに土地や建物の取得と維持にかかるコストを抑えられるため、住みたい場所を選ぶ自由度があがります。理想のライフスタイルを実現するための選択肢として、狭小住宅をぜひ検討してみてください。

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スマチエ編集部

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