2018.12.05家づくり

注文住宅で丈夫な家づくり!予算やプランで選べる建築工法とは?

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注文住宅で丈夫な家づくり

注文住宅のメリットの一つに「間取りや外観を好みのイメージで設計・施工できる」ことがあります。他にも「自分の希望する建築工法を選べる」というメリットもあります。大切な家族と暮らすのにふさわしい注文住宅を建てるためにも、予算や将来のプランに合わせて最適な建築工法を選びたいものですね。そこで今回は、注文住宅を建てる際に用いられる代表的な建築工法をご紹介します。

代表的な建築工法とは?

住宅建築に用いられる代表的な建築工法は四つあります。

  • 木造軸組工法
  • 2×4工法(ツーバイフォー工法)
  • 鉄骨軸組工法(ブレース工法・プレハブ工法)
  • 鉄筋コンクリート造(RC造)

これらの工法について、特徴や注意点を順にご紹介します。予算や希望する注文住宅のプランに合わせて最適な工法を選ぶ参考になさってください。

1.木造軸組工法

木造軸組工法は、日本で古来行われてきた伝統的な住宅建築を踏襲した工法で、日本人に最もなじみ深い工法といえるでしょう。古くから多く用いられてきた工法という意味で「在来工法」と呼ばれることもあります。

木造軸組工法の特徴

木造軸組工法の特徴は、建物を「柱や梁で支える」という点にあります。柱は地面から垂直に立てられ、梁は柱同士を天井部分で支えて補強します。

木造軸組工法のメリットと注意点

木造軸組工法のメリットとして、設計の自由度の高さが挙げられます。柱と梁でしっかり支えが造られていれば、住宅の形状などにあまり左右されることなく強度を保ちやすくなります。そのため、自由な設計が可能な他、増改築もそれほど難しくありません。

また耐震強度の面では、柱と梁の接合部にボルトや金物を使用することで耐震性を高めることが可能です。建築コストは比較的割安で済むため、国内の住宅で最も多く採用されている工法でもあります。ただし、着工から完成までは4~6カ月ほどかかるため、工期は若干余裕を見て計画を立てましょう。

木造軸組工法で注意したいポイントは、冷暖房効率に関する点です。木造軸組工法の室内における特徴は、快適な通気性にあります。そのため、春や秋などは気持ち良く過ごすことができますが、冷暖房が必要な夏や冬のことを考えて、しっかり断熱対策を行っておくことが重要です。

2.2×4工法(パネル工法)

2×4工法(パネル工法)
2×4工法(ツーバイフォー工法)はパネル工法とも呼ばれ、主に北米(アメリカ・カナダ)で一般住宅に多く採用されている工法です。

近年は日本でも普及し、人気が高まっています。基準部材として用いられる木材が2インチ×4インチの角材であることを由来とし、2×4(ツーバイフォー)の呼び名がつけられました。

2×4工法の特徴

2×4工法の主な特徴は「建物を壁で支える」ことにあります。つまり、木造軸組工法(在来工法)が、柱で支える(点で支える)構造である点に対し、「面で支える」構造ということができます。

2×4工法のメリットと注意点

2×4工法のメリットといえば、まずは耐震強度に優れている点でしょう。地震の揺れを4カ所の壁面に加え、天井と床の合わせて六面で分散できるため、建物の一点に力が集中して加わることによる倒壊を防いでくれます。

また、気密性や断熱性の高さも2×4工法の利点です。寒冷地であるアメリカ北部やカナダなどでの実績も信頼性を高めており、日本国内においても寒冷地や積雪地での需要が多い点が特長。また工期は3カ月前後と短く済むことも、積雪時に住宅建築が難しい寒冷地での人気を高めているポイントとなっています。

2×4工法の注意点として、背の高い窓や建具をつけられないことが挙げられます。

2×4工法は壁面と床が連続する必要があり、開口部には下がり壁が入ります。このため「建具を天井まで高くしたい」という希望には、対応しにくいことが考えられます。背の高い窓や建具を希望する場合は、2×4工法よりも在来工法が選ばれるケースのほうが多いです。

3.鉄骨軸組工法

鉄骨軸組工法
鉄骨軸組工法とはブレース工法・プレハブ工法とも呼ばれ、木造軸組工法でいう柱や梁を鉄骨に置き換えて建築する工法のことです。この工法で建築された住宅は「軽量鉄骨住宅」とも呼ばれます。

鉄骨軸組工法の特徴

鉄骨軸組工法の特徴は、木造軸組工法でいう柱や梁の部分に鉄や銅の素材を使用し、柱や梁をさらに支える筋交いの部分にも金属材を使用することで、さらに強度を高めている点にあります。柱や梁、筋交いの素材には一般的に「軽量鉄骨」と呼ばれる素材が用いられます。

鉄骨軸組工法のメリットと注意点

鉄骨軸組工法の最大のメリットは、木材のように素材自体の性質・性能が住宅の品質に影響することが少ないことです。また、使用する鉄骨が軽量なため、木造軸組工法並みの基礎構造で済むことで基礎にかかる手間やコストを抑えられます。

そして鉄骨軸組工法で建てた住宅は強度が高く、耐久性や耐震性を高められることもメリットの一つ。

冷暖房の効き具合についても、木造軸組工法に準ずると考えて構いません。通気性が良いため、春や秋には冷暖房の助けがなくてもかなり快適に過ごすことができるはずです。

間取りや増改築の自由度については筋交い部分が金属製になる分、木造軸組工法と比較して若干低めになります。工期は木造軸組工法のケースとそれほど変わらないため、耐久性を重視しながらも工期を短く抑えたいという方にはおすすめです。

鉄骨軸組工法の注意点は、木造軸組工法に比べ全体のコストが高めになる点です。とはいっても、鉄筋コンクリート造などと比較すればさほど高くつくことはないでしょう。

4.鉄筋コンクリート造

鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造の住宅はRC造とも呼ばれ、太い鉄骨の柱と鉄筋で組んだ型枠にコンクリートを流し込む工法です。

鉄筋コンクリート造の特徴

基本的に、鉄筋コンクリート造は一般住宅よりは大規模なビル・マンションなどの構造物に用いられることの多い工法です。先にも述べたとおり、鉄筋とコンクリートで建物を支えるため、強度の高さが主な特徴といえます。

鉄筋コンクリート造のメリットと注意点

鉄筋コンクリート造の住宅は強度が高く、非常に頑丈です。また、使用する材料も鋼材やコンクリートといずれも工業製品にあたるため品質のばらつきがなく、素材の性質や性能の差が住宅の品質に影響することがありません。

耐震性の高さはもちろんのこと、燃えにくいコンクリート素材を使用しているため火災にも強く、防音性が高いというメリットもあります。ある程度の音量で音を鳴らしても周辺に迷惑をかける心配がいりません。

さらに、これだけ頑丈な鉄筋コンクリート造の住宅は、法定耐用年数が長い点もメリット。具体的な法定耐用年数は47年と、他の工法と比較してかなり長くなっています。

室内の冷暖房効率に関しては、コンクリートの「温まるにも、冷えるにも時間がかかる」という特徴に準ずるといえます。暖房でも冷房でも、効くまでには若干の時間を要しますが、1度暖かくなったり涼しくなったりしてしまえば、快適な温度を保ちやすい点が特長です。

ただし、他の工法と比較するとコストや工期はかさむ傾向にあります。また、頑丈とはいえ浸水による腐食には気をつける必要があるため、維持管理にも定期的なメンテナンスが欠かせません。基本的には建てるときにも、住み始めてからもそれなりのコストをみておく必要があるでしょう。

おわりに

今回は、注文住宅を建てる際の参考に「建築工法」についてご紹介しました。予算や土地の条件、間取りのプランなどはもちろんのこと、将来的な維持管理なども考慮して最適な工法を選択することが大切です。最近では住宅建築の技術も進化しているため、各工法のマイナス面もカバーする手段が増えてきています。納得のいく注文住宅を建てるには、まずハウスメーカーに希望を伝えてじっくり相談することから始めましょう。

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スマチエ編集部

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