2021.07.13家づくり

西日は暑い?「間取り」の工夫で西日対策 西向きの家づくり

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西日対策

西向きの土地と聞くと、「西日が入るのはちょっと…」と敬遠する方も少なくありません。実は、西向きの土地にもメリットがあり、少しの工夫で快適に暮らすことができます。今回は、西向きの家づくりで覚えておきたい、間取りや西日対策の工夫をご紹介します。

西日はやっぱり暑い?

西日

photo by LEOHOUSE

「西日=暑い」というイメージが強い方も多いでしょう。しかし実際は、西日だけが特別暑いわけではありません。太陽が東から昇り始めると、日照により地表が温められ気温が上昇します。太陽が一番高い位置に達する午後2時頃、日照はピークを迎え、西に傾くと共に気温や地表が最大の熱量を持つことになります。これが「西日=暑い」の原因です。特に夏は、暑い一日を過ごした夕方、疲労が蓄積されています。疲れた身体に赤く煌々と照る西日が横から差すため、西日のまぶしさと暑さが結びついてしまい、西日を「暑い・まぶしい」と認識してしまうのです。

 

実際には暑くなくても、体感的に暑さを感じてしまう西日。西日が当たる部屋のデメリットには次の点が挙げられます。

夏場の室温が高くなる

午前中は日差しの影響を受けず快適な西向きの部屋ですが、気温が高い時間帯に日差しが入り込むため、室温も上昇します。日照時間が長い夏場は特に、部屋を照らす時間も長くなるうえ、太陽の位置が低い西日が部屋の奥にまで届くため、室温が高い状態が続き暑さを感じやすくなります。

光熱費がかかる

夏場、室温が高い状態が続く西向きの部屋は、部屋の温度を下げるため、エアコンの設定温度を下げる必要があります。またエアコンの稼働時間も長くなるため光熱費がかかります。逆に言えば冬は、西日で部屋が暖められ光熱費が抑えられるとも言えますが、冬場は日照時間が短いので、暖房をつける時間もそれなりに長くなってしまうことも考慮しておきましょう。

カーテンが日焼けする

人の肌が紫外線によって日焼けするように、インテリアも日焼けをします。強い日差しは紫外線量も多く、また西向きの部屋は日照時間が長いため、長時間紫外線にさらされた家具やフローリング、カーテンなどはダメージを受けてしまいます。家具の日焼けは、色褪せなどの見た目だけでなく、ひび割れなどの劣化につながります。

西向きの家のメリットとは

西向きの家のメリットとはマイナスイメージの強い 西向きの家にはデメリットばかりではなく、メリットもたくさんあります。

日の当たる時間が長い

西向きの家は、正午から日没まで長時間、日が当たります。お子さんが帰宅する夕方も、西向きの部屋には日が差し込むため、明るい部屋で子どもを迎えられます。夕方暗くなる時間も比較的遅いため、部屋の電灯をつける時間が短くなり、電気代を抑えられるメリットがあります。

冬場は室内を暖めてくれる

夏は暑さを感じる西日ですが、冬は心地よく室内を暖めてくれます。家族だんらんの時間帯に日差しが差し込むので、室内は明るく暖かく快適に過ごすことができ、さらに暖房代の節約にもなります。

洗濯物の乾きが早い

洗濯物が乾きにくい冬場。日差しが強い午後の西日に洗濯物を当てると、乾きが早くなります。西向きの部屋にランドリールームを設置すると、洗濯物の生乾きなどのストレス軽減につながります。

夕日を眺められる

空が真っ赤に染まる夕日は、「夕焼けこやけ」など数々の歌に歌われているほど美しい情景です。そんな夕日をいつでも堪能できるのは、西向きの家の特権です。海辺の家なら、美しいサンセットを毎日眺めることができるでしょう。

「間取り」の工夫で西日対策

間取りの工夫で西日対策

photo by LEOHOUSE

西向きの家づくりにおける間取りのポイントは、「午後から夕方にかけての西日が入る時間」を考慮することです。西向きの家で覚えておきたい間取りの工夫を見てみましょう。

1.西側は窓や部屋を少なく

西日が強く当たる西面は、部屋数を少なくする、窓を小さくするなど、西日が差し込まないようにする工夫が有効です。窓が少なくても小さくても問題がない、むしろあまり見られたくないスペースを西側に配置することをおすすめします。

例えば、お風呂やトイレなどの水回りスペースであれば、大きな窓は不要でしょう。また、リビングを広く設けて、西側の壁を一面収納棚にしてしまうのも一手です。

2.「午後は使わない部屋」を西側に配置する

西日が当たる時間帯に使うことが少ない部屋を西側に配置する間取りも有効です。

例えば、夜または朝に使用することが多いお風呂は、西側に配置することでプライバシーの保護を兼ねることができます。あまり人が出入りしない収納スペースを、西側に配置してもよいでしょう。ただし、食品など直射日光や高温を避ける必要がある物の保存には向かないので、キッチンパントリーは不向きです。

3.風の通り道をつくる

風の通りをよくすることで、暑さを軽減できます。部屋の風通しをよくするためには、部屋の対角線上に窓を設けましょう。部屋の対角線上に廊下などを隔てていても、居室空間全体の通気性がよくなり、もわっとした暑さを解消できます。

大きな窓を設けることが難しい場合は、床に面した低い場所にある「地窓」という窓がおすすめです。地窓なら日光が当たることなく通気性も確保できるため、西向きの部屋に最適です。

4.東向きの居室で朝日を取り入れる

西側は部屋や窓を少なくし、東側に居室を配置すると、夜明けから午前中にかけて朝日が入ってきます。日差しが入りやすいカーテンを設置すれば、朝日を浴びながら気持ちよく目覚めることが可能です。

 

「西日は暑い」というマイナスイメージで敬遠されやすい西向きの土地・建物も、間取りを工夫することで、暮らしやすい家づくりができます。

レオハウスでは、図面を作成する際、家の方角や時間帯に応じた採光を3D画面上で確認することができ、西日の入り方の予想が出来ます。もし西向きの土地・建物建築に不安をお持ちの方は、ぜひレオハウスへご相談下さい。

 

お問い合わせはこちらから

https://www.leohouse.jp/form/contact/regist/

設備や自然を生かした工夫で西日対策

次に、西向きの家で快適に暮らすために取り入れたい設備や自然を取り入れた工夫をご紹介します。

1.西日を入れない屋外での工夫

西日対策、実は屋外で日差しを遮断し、窓まで届かないようにする方法が有効と言われています。西日は日差しのまぶしさと暑さ以外にも、テレビやパソコンの画面が反射し見にくくなるデメリットがあります。物理的に西日が入らない工夫をすることで、より快適な生活環境をつくることができるのです。

大きめの軒(のき)・庇(ひさし)をつける

設計段階から西日対策を施す場合は、大きめの軒や庇を検討しましょう。どちらも建物の傘のような役割を持つ軒と庇は、窓からの眺めを遮ることなく西日対策ができるメリットがあります。ただし、低い角度から差し込む西日対策として有効にするには、窓の高さに応じて長さ・大きさを調整する必要があり、構造的に難しい場合があるので注意が必要です。

大きめの軒(のき)・庇(ひさし)をつける

photo by LEOHOUSE

フェンスや格子を設置する

窓に近い位置であれば、フェンスや格子でも西日対策が可能です。目隠し効果もあり、防犯対策にもなります。暑さ対策として風通しのよいスリット状を選択しましょう。

簾(すだれ)・外付けブラインドをつける

簾(すだれ)や外付けのブラインドは、窓の外側に垂れ下がるように設置する日よけです。強い西日を和らげる遮熱効果はもちろん、風通しがよいこともまたメリットです。原材料が竹の簾(すだれ)は和風の建物に、外付けブラインドは洋風の建物に合います。

シェード・外付けロールスクリーンを設置する

外付けのシェードやロールスクリーンは、ブラインドと比べ、比較的日陰のスペースを調整しやすいメリットがあります。サイズもさまざまなものがあり、大きいシェードで作った日陰にテーブルや椅子を設置し、夕涼みを楽しむことができます。

シェード・外付けロールスクリーンを設置する

photo by LEOHOUSE

グリーンカーテンを活用する

夏場におすすめなのが、蔓性の植物を窓に沿って育てる方法です。ゴーヤやきゅうりなどの食べられる植物は、食材としても活用できますし、自然な緑は目にも涼しく感じられます。またグリーンカーテンは、根から吸い上げた水を葉から蒸発させる際、周りの熱を吸収する気化熱の働きで温度を下げる効果もあります。

シャッターや雨戸を取り付ける

シャッターや雨戸を取り付けるのも西日対策になります。シャッターや雨戸は、台風対策や防犯対策としても役立ちます。

2.西日を入れない室内での工夫

屋外で西日を遮断したうえで、室内で工夫を施すと、さらに西日対策の効果が高まります。

断熱効果のある窓ガラスやサッシに入れ替える

建物を覆う建材の中で一番薄い窓は、日差しだけでなく外気の熱も出入りしやすい部分です。近年、断熱効果のある窓ガラスが開発され、夏の暑さだけでなく、冬の寒さや結露を防ぎ、一年中快適な室温を保つことができるようになりました。レオハウスの場合、熱断熱性能の高いアルゴンガス入りLow-E複層ガラスを標準採用しています。室内外のガラスに無色透明の特殊金属膜をコーティングし、空気より熱伝導性が低いアルゴンガスを充填することで、優れた断熱性能と日射熱取得を両立しているため、外気の影響を軽減し、冷暖房費を抑えてくれます。窓ガラスと断熱サッシを併用すると、より高い断熱効果を発揮します。

内窓をつける

内窓は、今ある窓の内側にもう一枚窓を追加し、窓を二重に施工することです。断熱仕様の内窓を設置すると、遮熱効果だけでなく、防音、防犯、結露防止にも効果があります。住宅のリフォームをお考えの方におすすめの方法です。

窓にガラスフィルムを貼る

窓の交換や内窓の設置などの大がかりなメンテナンスは経済的に難しい、という方は、窓ガラスに貼るガラスフィルムを利用しましょう。ガラスフィルムにはさまざまな種類があるため、遮熱・断熱・日射調整・UVカット効果のあるフィルムを選ぶと西日対策になります。ホームセンターやオンラインでも購入できるので、比較的安価で手軽に導入することが可能です。ただし、ガラスフィルムは窓の内側で遮熱するため、窓ガラス自体に熱が溜まり、熱割れを起こす可能性があります。特に網入りの窓ガラスは、網のワイヤー部分が熱を吸収しやすいため注意しましょう。購入する製品が、断熱したいガラスの種類に対応しているか確認の上設置してください。

遮光カーテンやブラインドを窓につける

西日を完全に遮断したい場合は、光を通しにくい遮光カーテンを利用しましょう。ただし遮光等級が高いカーテンは、日中も部屋を暗くしてしまうため、生活環境に影響を及ぼさない等級の遮光カーテンを選びましょう。昼間使わない部屋であれば、日中も遮光カーテンを閉めておくことで、強い日差しによる室温の上昇を緩和できます。一方、冬はカーテンを開け放ち太陽光をふんだんに取り入れることで、室内を温めておくことができます。

間取りから見る西向き家づくりの実例

テラスバルコニーのある家

1階                         2階

designed by LEOHOUSE

1階のLDKは、南面に沿って横長に配置。西日対策として、西面の窓は極力少なく小さい窓を設置しました。南面から入る太陽の光でリビング空間はいつも明るく、西日が直接差し込むことがないので、快適な日常生活を送ることができる間取りです。2階にテラスバルコニーがあることで、おしゃれなデザイン性の高い住宅に。テラスバルコニーは、バーベキューや家庭菜園、夏はプールを設置して子供の遊び場にすることもできます。

テラスバルコニーのある家はこちら

https://www.leohouse.jp/happyleohouse/plan08/

2階にリビングのある家

1階                        2階

designed by LEOHOUSE

1階リビングよりもプライバシーが確保しやすく、明るいリビング空間をつくることができる2階リビング。天井の高さを自由に設定できるため、吹き抜けにして開放感のある居住にすることもできます。1階の西面には玄関を、2階の西面には洗面脱衣室とお風呂を配置し、西日が当たっても暑さを感じさせない間取りです。

2階にリビングのある家はこちら

https://www.leohouse.jp/happyleohouse/plan10/

らせん階段のある家

1階                        2階

designed by LEOHOUSE

曲線が美しいらせん階段で、映画に出てくるようなおしゃれな家を演出。家の中央に配置したらせん階段の吹抜けは、家全体の風通しをよくするため、西日の暑さ対策に有効な間取りです。2階西側に配置したバルコニーからは、美しい夕日を眺めることができます。

らせん階段のある家はこちら

https://www.leohouse.jp/happyleohouse/plan12/

おわりに

工夫次第で、メリットを生かした快適な暮らしが実現できる西向きの家づくり。西向きの土地で建築を検討中の方は、設計段階から西日対策を取り入れましょう。レオハウスでは、間取りから断熱性の高い設備まで、西向きの土地に合った最適なプランをご提案致します。ぜひ、お近くの展示場へご相談下さい。

 

来場予約はこちら

https://www.leohouse.jp/form/reserve/

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スマチエ編集部

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